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■ 販売手数料、信託報酬以外のコストを考えてみよう

「投資信託の選び方」のコーナーで投資信託のコストに触れました。そのほとんどが日々一定の利率で控除される信託報酬について言及しています。

文字通り」「コスト」ですから、信託報酬は高いよりも低いほうがいいわけです。販売手数料もバカになりませんので、この二つは重要だと思ってください。

このコーナーではもうひとつのコスト
「売買高比率」(回転率ともいいます)について触れてみたいと思います。

投資信託に詳しい人でもこの「売買高比率」を知らない方も多くいます。最近、投資信託を購入された方は、まず知らないですよね。それでは、「売買高比率」って何だ、と言うとそのファンドの中の銘柄入れ替え頻度、と考えていただければいいのではないかと思います。

投資ですからファンドに組入れた銘柄がいつまでも良いとは限りません。業績が悪くなった銘柄もあれば、良好な業績が評価されて株価に充分反映した銘柄もあります。ファンドマネージャーまたは運用会社は、何らかの理由で組入れ銘柄を入れ替えます。

入れ替えるわけですから、マーケットでの売り買いが発生します。もちろん、マーケットで売買すれば仲介してくれる証券会社に、売り買い手数料を払いますよね。このときに発生する売買手数料は、信託報酬と同じで信託財産の中から差引かれることになります。

売買が多い銘柄は、それだけ売買手数料を仲介する証券会社に払わなければならない、と言うことになり、ファンドのコストは上がるというわけです。

しかも売買高比率が高い銘柄は運用効率でも、悪くなることが充分予想できますよね。これは信託報酬のように○○%と数字で表示する義務がないだけに、わかりにくい面もあります。

売買高比率は、

    
期中の株式売買金額(A) / 期中の売買組入れ時価総額(B)


で表されます。ピンと来ませんね。 
「期中の売買組入れ時価総額」と言うのはいわば純資産残高ですから、もしも純資産残高よりも「期中の株式売買金額」が大きければ、1年間で組入れ銘柄が一回転した、と言うことになります。つまりは銘柄が1年間ですべて入れ替わったわけです。

インデックス型ファンドの売買高比率が
0.3程度ですので、これが一応の目安になるかと思います。

組入れ銘柄の変更は、運用会社の裁量できまり、まさにそれ自身が運用会社のノウハウそのものですし、比率が高いからと言っていつも高位ではなく、たまたまその時だけというのもあるので、一概に高いから良くない、とは言い切れない面があります。

回転率が極端に高い銘柄については一応のチェックが必要ですね。ちなみにここで取り上げたこともある「フィデリティ・ジャパンオープン」は0.86、「株式オープン(DKA)」は1.68、バイアンドホールドで有名な「さわかみファンド」は0.3程度です。

中には3を超えるものもあるので気をつけましょう
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